人生のジェットコースター

自分のゼミの先生はちょっと変わっていて面白い。 ゼミ生の一番の選考基準は「人生のジェットコースターに乗っているか」だそうだ。毎回のゼミの時間に、それを30分は語り続けたのに、選考当日は風邪をひいて、選考会を開くことができなかった。笑

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専攻は統計学、大学の教授になる前までは、内閣府にいたらしい。1年くらい北欧にいて、かなり修行してきたらしい。そこで知り合ったデンマークの統計局に勤める人が、去年、ゼミ生に対して世界の現状について統計を使って解説しくれた。さらにそれを日本語訳して解説するのが、自分のゼミの先生だ。その解説がまたおもしろしろかった。

そんな先生はよく話が脱線する。 ゼミの日程調整をしていると、突然、、、

うちの大学の人間が東大に勝つにはどうしたらいいか

と話を変える。

記憶力、計算力、英語力も負けるだろう じゃあどこで東大に勝つのか

その答えは、

ガリ勉、勉強することに執着している人間

誰かに勝とう、今までの自分から変わりたいと思うなら、たゆまぬ努力と尽きることのない向上心は、必要ということだ。 さらに、先生はこう続ける

うちの学生はコミニュケーション能力に関しては、他の大学より優れている人が多いと思う。それに加え、恐れない積極果敢な姿勢がある人も多い

バラエティ番組のお笑い芸人がやることは、東大生の多くはやらない。 うちの学生が頑張るのは、そういうことなのかもしれない。やらないとわからない、やってみなければ結果は決まらない。 能力で負けてても、体験・経験から、学ぶことに関しては、他の学生より勝てる可能性がある。まぁその経験からどれだけ吸収して、どれだけ効率よくできるかが勝負の分かれ目なところがあるかもしれない。

積極的な人間の周りには、そういう仲間が集まり、明るい未来が広がる

自分もそう思う。積極的な人、行動力がある人に吸い寄せられるし、自分がそういう行動をとると、気づけば仲間が付いてきている。

どれだけ失敗してもいいから、その数多くの経験から自分が長けている能力をいくつか見つけられるはずである。人をまとめるのが得意、人の気持ちを読むのが得意、文章が書くのが得意、法律を覚えるのが楽しいとか、文系だけどプログラミングができるとか

失敗を繰り返しながら、数多くの経験からいくつかを組み合わせれば、自分にしかできないことが見つかるはずである。それが見つかれば、他人に任せるんじゃなくて、自分じゃないとできないと信じて、その道を突き進めばいい。

  • 勉強に対して執着がある
  • 恐れずに積極果敢に挑戦する精神を持っている
  • 一分野で勝負するのではなく、総合力を高める
  • 自分じゃないとできないことを見つける

これを探し求め、挑戦している人が「人生のジェットコースターに乗っている」ということなんだろう。 せっかく自分もこの先生と出会ったんだから、ジェットコースターに乗り続けていることにしよう。というか、ジェットコースターに一度乗ったら、途中で降りることはできないじゃないか。飛び降りたら、死んじゃうね。人生もそうなのかな。

乗るか、乗らないか。その選択は自由だ。でも、乗ったら、最後まで乗りきる。

そして、先生はいつもこう締めくくる。

「自分が勉強したことは、社会に還元していく」そういう寛大な心を持って欲しい

自分が賢くなって終わり、お金をたくさんもらって終わりではなくて、それを多くの人に教えてあげる。

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ジェットコースター頂上での綺麗な景色、スピード、、、伝えたくなることがいっぱいあるだろう。それを人にうまく伝えれば、その人はそのジェットコースターに乗りたくなるだろう。そして自分はまた、違うジェットコースターに乗り込めばいい。待ち時間はあんなに長いのに、乗ったら一瞬だ。

皆さんもぜひ、人生のジェットコースターに乗ってみてはどうでしょうか。

まずは、遊園地に行こう。遊園地はどこにあるんだろう。遊園地にいくための地図はどこにあるかな。ネットにもあるし、本屋さんにもあるよね。

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