『革命のファンファーレ』

本屋で真っ赤な本があったので、手に取ってみた。

『革命のファンファーレ』

この本はお笑いコンビキングコング西野亮廣さんが出した本だ。

初めてそれを手に取った時は、買うのはやめてそのまま置いて帰った。信用のない芸人の本を買って意味があると思わなかったから。



しかし、2週間後には、この本を買っていた。

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自分が買ってしまったのも、西野さんの策略のうちだったと、この本を読んで気づいた。

本当にクレバーな人だ。



僕が印象に残り、これからの社会で使えそうな教えをまとめておく。

「マネタイズは後ろにずらせ」

ちょっと身近に発見したユニクロの賢い戦略

ユニクロの学生への ヒートテック無料プレゼント もこの戦略と似ている。

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( ユニクロ公式ホームページ より)

ヒートテッックを1度着てもらうことで、暖かさを実感してもらい、2枚目、3枚目を購入しておらう販売戦略なんだろう。

しかも、このキャンペーンが開始されてから、学生はTwitterFaceBookでこの情報を拡散していた。 非常に効果のある戦略になったことは間違いないだろう。


おそらく、ユニクロ内では、「タダで商品をプレゼントするのは、商品が売れなくなるかやめたほうがいい」と発言する人もいただろう。

しかし、「ヒートテックの信頼を稼げる」かつ「ヒートテックは1枚だけでは冬は越せない」ということを把握できていれば、十分利益の出る販売戦略なのは、明らかである。



自分のことに置き換えてみる

僕は今、 プログラミング教室 でメンター(講師みたいな立場)として働いている。

プログラミング教室の受講料は決して安くない。なので、学生も社会人も申し込むのに、勇気がいる。



いや、違う。西野さんの言葉を借りれば

「勇気がないのではない、情報が少ない」

ということになる。

僕も働いていて、そう思う。

ここで半年くらい勉強をしたら、どれくらいのレベルになるのか、何が作れるようになるのかがはっきりしていない。



僕は、思い切った施策を2つ提案したい。

1. カリキュラムの一部無料公開

2. 体験型施設を渋谷にオープン



1. カリキュラムの一部無料公開

現状は、申し込み後に全てのカリキュラムが閲覧可能になる。なので、受講生は、申し込みが終了するまで、受講イメージがつきづらい。

つまり、 不安を抱えている

この不安さえ取り除いてしまえば、申し込みは増えることが、予想できる。



2. 体験型施設をオープン

この施設に足を運んでもらって、 プログラミングの素晴らしさプログラミング教室の存在 を知ってもらう。

ここには、受講生が「どのようなプロダクト」を「どのくらいの期間」で作ったのかを、数多く展示する。

メンターが作り上げた、VRゲームなども体験できると、さらに盛り上がるだろう。

施設の中には、もちろん 「インスタ映え」 するスポットをいくつか用意しておいて、SNSに投稿してもらう。

そうすることで、広告を出さずに、知名度は上がっていくだろう。



自分が熱を持ってできるビジネスをするようになれば、『革命のファンファーレ』は教科書のように使っていきたい。

「ニュースを出すな、ニュースになれ」

最近は西野さんをメディアで、よく見かけるなーと思っていた。

でも、思い返すと西野さん本人が仕事として時間を割いていることは少ない。

誰かのブログをFaceBookでシェアしたり、テレビで『革命のファンファーレ』が特集されたり、それと一緒に『えんとつ町のプペル』が取り上げられている。

これこそ、 他人の時間を使って仕事をする ということなんだろう。



広告を出したり、特集を組んでもらうためにはお金がかかってしまう。

でも、他人が興味を持ってブログを書いたり、テレビで取り上げるのには、自分はお金は一切払わない。





今の時代に合った方法でモノを売らないと売れない。

その売れる方法を考えることを多くの人はサボる。

少し考えれば、答えは見えてくるはず。

日々の気づきを大切にしよう。